ご挨拶
(一社)鹿児島県建設コンサルタンツ協会 会長 西川 晃央
当協会は昭和60年の設立以来、一貫して「技術力の向上」を目指し、各種技術研修会の開催・県市町村への講師派遣等を行い、これを主な活動としてきました。
特に、専門部会活動(道路・河川砂防・橋梁・農業土木の4部会)は会員の技術研鑽、技術力の向上を図り、技術的な諸問題を専門的な立場で検討するとともに、県との技術協力や講師の派遣などに努めてきました。
最近では、クライアントから更に高度な技術的解決を望む相談も多く、そのため専門部会の上部組織として新たに技術協力部会を設け、クライアントの要望に応えられるよう取り組んでいます。
近年、新型コロナウイルスの感染拡大を契機として、社会全体でデジタル技術が普及・拡大し、テレワークやオンライン会議等が急速に浸透するなど「デジタル・トランスフォーメーション」が様々な業界・業種で本格的に進展しております。
国土交通省においても、測量・設計から施工さらには維持管理に至るまで建設事業をデジタル化するBIM/CIMが令和5年度より原則適用されるなど、建設コンサルタント業界を取り巻く環境も大きく変化しております。我々としても、こうした新技術への投資・利活用の拡大に努めるとともに、若手技術者等の人材確保・育成、技術の継承、継続教育、労働環境の改善、人材の定着率向上など、多種多様な課題の解決に取り組んで参ります。
そのような課題に対し、当協会の活動方針である「発注者との協働」と「会員相互の協調」をテーマに、技術協力部会をはじめとする専門部会の活用や技術研修会の更なる充実などにより、会員のみならず業界全体のレベルアップを図るとともに、県民の暮らしを守る安心・安全な社会の構築に貢献して参ります。
今後とも私共は、クライアントと共に切磋琢磨しながら良きパートナーとして、技術面での指導ができる技術者集団としての形成を目指して頑張っていく所存です。
関係各位のより一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。